2018年5月25日金曜日
三番目の猫
一時期 社宅に住んでいた
大きな声では話せない そのころのお話
ペットを飼ってはいけなかったのですが
ある日のこと
自転車の前にひょっこり出て来た子猫
喉をならしながら
私の足にすり寄ってきました
ゴロゴロといいながら
私を見上げ 目を細めます
誰かに会わないかと
ドキドキしながら
早足で
子猫を抱いて部屋に入りました
「見つかると
ここに居られなくなるから
静かにしてね」
段ボール箱で
間に合わせのトイレを作り
子猫との生活が始まりました
ごはんにしようね と言っても
ヒモを相手に 戦いの踊りをしても
子猫は声を出さないのです
名前を呼ぶと 私を見上げ
目を細めて ゴロゴロと答えてくれます
ああ 声が出ないんだ
でも ちょうど良かったのかもしれないね
それから 約一年後
一軒家に引っ越しして
大きくなった猫を床の上に降ろし
「今日からここがお家だからね」
と言うと
猫は私の顔を見上げ
目を細めて
「にゃあ」
と可愛い声で鳴いたのです
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2018年5月18日金曜日
梅花うつぎ フェリシア ちりとり
2018年5月12日土曜日
二番目の猫
私の記憶に残る 二番目の猫
これもトラネコ
まだ5才だった私は
昨日うちに来た
生後2、3カ月の子犬を見たくて
朝の5時頃に目が覚めました
お母さんにお願いして
朝の6時に
家の前で子犬と遊べることになりました
歩きながら
前の日
一生懸命考えた子犬の名前を呼ぶと
コロコロとついてくる子犬
それはもう 可愛くて
何度も家の前を行ったり来たり
そこへ 大きなトラ猫が現れました
怖い顔をしてこっちへ来ます
私はいそいで子犬を抱き上げました
伸ばした猫の手が
子犬に届きそうだったので
私はかかとを上げ
手をいっぱいに伸ばし
子犬を自分の頭より高く上げました
それでも猫は
犬をよこせ とばかりに
私の体を引っ掻き
もっと手を伸ばしました
「おかあさーーーーん たすけてー」
ようやく声が出ました
母はすぐ駆けつけてくれ
猫は逃げていきました
私のおなかから下は
ひっかき傷だらけ
オスだったのか
メスだったのか
わかりませんが
ひょっとすると
近くにトラ猫の赤ちゃんたちが
いたのかもしれませんね
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2018年5月7日月曜日
5月のばら
2018年5月2日水曜日
はじめの猫
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